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【実際の相談事例】勉強嫌いな子を勉強させる方法とは?

本日は「勉強嫌いな子を勉強させる方法」というお話をします。

先日相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中学2年生です。小学生の漢字が読めないので問題を作ってあげたのですが、暴言を吐き全くやってくれません。諦めてしまっている様子で、とにかく面倒くさがります。何も言わないと、益々勉強しなくなりそうです。こんな娘をどうやったら勉強に向かわせる事が出来るのか、教えて下さい。小学生の時に私が勉強を見れていなかったのも一因だと反省しています。

大丈夫です。実際のところ、99%の子は、勉強が嫌いです。「親が何も言わないと勉強しなくなるのでは?」と不安に思う気持ちもよくわかります。

しかし実は、今回の相談者さんの行動は、子どもを勉強から遠ざけています。                 全く勉強をせず暴言を吐く子に、親がやるべき3つの内容をお伝えします。

ここさえクリアできれば、子どもは自ら勉強を頑張れるようになります。成績も右肩上がりで上がり、高校受験の合格率も上がるはずです。

目次

子どもが勉強するようになる3ステップ

子どもが勉強するようになるには、3つのステップをクリアしないといけません。

1良好な親子関係作り

親子関係が悪いと子どもは家にいるだけでイライラするようになります。そんな状態では勉強させることはできません。

勉強をするメリットがないと、やりたくもない勉強をさせることは難しいでしょう。

2やる気を上げること↑

いざ勉強をやろうと思っても、やり方や解き方がわからないという状態では勉強させられません。

3やり方をマスターすること

まずは、この3ステップのうち、どこで躓いているのかをチェックしてみましょう。

暴言を吐くということは、1でつまずいていること

このお子さんは、暴言があるとのことです。つまり、良好な親子関係を築けていない(ステップ1でつまずいている)でしょう。

この場合、はじめにやるべきことは「あえて勉強させないこと」です。勉強させようとしたことが原因で、関係が悪くなっているからです。

かわりに、子どものしたい話をしてあげましょう。好きなアイドルやゲームなどの話です。何でもいいのです。子どもの興味関心のあることの耳を傾けて受容しましょう。こういった話をたくさんすることで、子どもは親のことが好きになり、親子関係が良くなります。徐々に暴言も減ってくるでしょう。

関係が良くなる ⇒ 動機づけをする

親子関係が良好になったら、次はやる気を上げる番です。

そのための動機づけの方法は、学年によって異なります。

中学1~2年生の場合はごほうび案、3年生の場合は志望校を見つけるといいでしょう。

「この目標でこのごほうびがあれば、勉強を頑張れそう」「勉強を頑張れば、この学校に行ける」と思えばやる気が出ます。

どれだけ勉強が嫌いな子でも、この2つをしっかりやればやる気が出ます。そして最後に、勉強方法を教えましょう。

まとめ

子どもを勉強させるためには、良好な親子関係を築くやる気をあげさせるやり方をマスターさせる、この順序が大切です。

親子関係が良くない場合は、今の段階では勉強のことは何も言わず、子どもが好きな話をすることから始めましょう。

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この記事を書いた人

Nicoleのアバター Nicole 元教諭。

元中学校教諭。特別支援学校のコーディネーター時には、小・中学校や支援学級で指導的役割を担い、現場では不登校について悩まれてる保護者や先生方、教育機関、病院等で講演や移行支援、個別相談、カウンセリングを行ってきました。自分の子どもが不登校経験があり、一人でも多くの児童生徒や、保護者が救われてほしい…そう思い発信しています。明けない夜はありません。

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