はじめに
本日は「志望校や夢が見つからない悩みの解決法」というお話をします。
先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
親子関係も悪くなく、友達もいて、勉強もしている。しかし、行きたい学校が見つからず、将来の目標もない。
この場合は、どのように声掛けすればいいでしょうか。
親としては子ども自ら志望校を見つけてほしいと思っていても、親のサポートがないと難しい子もいます。
ここで間違ったサポートをすると、志望校がいつまで経っても決まりません。受験の失敗にもつながるので、注意が必要です。
志望校や夢がないときの進路選びについて、親ができることを解説しましょう。
正しい進路選びをサポートできれば、充実した高校生活を送ることができます。勉強のやる気も上がるはずです。
親が一緒に進路を探す
実は、自分で夢や志望校を見つけられる子は、一部です。通常は親が一緒に、進路を探しましょう。手順としては、
1.子どもが行きたい学校の条件を聞き出す
2.それに当てはまる学校の資料を集めたり、一緒に見学に行ったりする
この2つのことが重要です。進路を選ぶ段階で、まだ夢が決まっていないこともあるでしょう。この場合、普通科を選んでおくのがベストです。普通科であれば、卒業後選べる進路の選択肢が増えるからです。
もし行きたい条件を話してくれないときは?
まだ行きたい高校の条件がはっきりしていない場合、親が上手く聞き出してあげることが大切です。たとえば、
・家からどれくらいの距離なら通えそうか?
・部活は何に入りたいか?
・男子校、女子校、共学、どれがいいか?
など、細かな条件をひとつひとつ確認していきましょう。条件を聞き出していけば、当てはまる学校は限られていきます。
このとき、「わからない」「うるさい」と言ってくる場合、親子関係が悪いのかもしれません。
まずは他愛もない話ができるようになるまで、勉強や受験の話は控え、子どもがしたい話をしましょう。
すべてはタイミングです。待ちましょう。
友達と一緒に考える
1、2年生の場合、まだ志望校をイメージすることが難しいかもしれません。この場合、友達と一緒に考えるのもいいでしょう。
・友達が行く高校見学についていく
・友達と一緒に、部活の大会を見に行く
このように、目的を高校選びではなく友達と遊ぶことにすると、志望校を見つけるハードルが下がって行動しやすくなるはずです。
自然と高校のイメージを固めていくこともできるため、友達の力を借りるのもおすすめです。
本日のまとめ
中学生の志望校選びは、親子で一緒に行うことが大切です。学校までの距離や部活、校風などの子どもの条件を、子どもに聞き出し、志望校を絞っていきましょう。
明確な志望校が見つかればやる気が出るので、「成績を上げたい」という気持ちも出てくるはずです。