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【実際の相談事例】勉強しない高校生への対処法

今日は「勉強しない高校生への対処法」のお話をします。

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校に合格したとたん、高校に入ったら勉強しないと言うようになり、夜遅くまでゲームやスマホをしています。

入試が終わったら、スマホやゲームの利用制限を解除するようにお願いされ承諾しましたが、高校に入って本当に勉強もせず、このような状態が続くと思うととても心配です。

受験勉強も一人でできないと言われ、手伝っていました。自分で考えて勉強していけるかも心配です。

いざ高校がスタートしても、子どもが勉強しないと親として不安になりますよね。そこで今回は、高校生の子どもが勉強しないときの対処法をお伝えします。

間違った対応をしてしまうと、余計に勉強をしなくなったり退学になったりすることもあるので注意が必要です。

中学生とはサポート方法が異なりますので、参考にしていただければ幸いです。

目次

親子関係によって状況が違う

高校生で勉強しない状況は、親子関係によって原因が異なります。

親子関係が良好であれば、受験勉強に疲れた反動で、一時的にこのような状態になってしまっていると考えられます。

本来は勉強をするエネルギーを持っているため、テスト前になったらやる気を出すはずです。あまり気にしなくてもいいでしょう。

一方、親子関係が良くない場合は、注意が必要です。関係を改善しない限り、今の状態が良くなることはないからです。

良好な親子関係を作る

親子関係を改善するためには、2つのことを意識しましょう。

1.「しなさい言葉」を減らす

「勉強しなさい」「ゲームをやめなさい」などの言葉は、子どもは嫌がります。特に高校生は、素直に聞く年齢でもないので、できる限りやめましょう。

2.子どもの好きな会話をする

今回の相談されたお子さんは、ゲーム好きということです。

そのため、ゲームを一緒にやって共通の話題を増やすのがいいでしょう。

自然と会話が増え、家庭の雰囲気が明るくなり、良好な親子関係を築くことができるはずです。

3.上手に勉強をサポートしよう

親子関係が良好になってきたら、あとは子どもが勉強するタイミングを待ってあげればいいです。

「何か手伝えることがあったら言ってね」と伝えておけば、困ったことがあれば言ってくるでしょう。そのときにサポートをすれば十分です。

たとえ勉強するタイミングが来なくて退学になったとしても、働けば問題ありません。高校は、義務教育ではないからです。

頑張って行かせるという発想はやめ「勉強したいなら頑張る。勉強したくないなら働く。どっちにするか自分で決めなさい」という考えで接することが大切でしょう。

ただし、親子関係が悪いと、親への反発心から勉強をしなくなります。このときは、良好な親子関係をつくることからはじめましょう。

本日のまとめ

高校生で勉強しないのは、親子関係によって原因が異なります。親子関係が良好であれば、あまり気にする必要はありません。

親子関係が良くない場合は、親への反発心から勉強をしないこともあります。まずは、関係を改善していきましょう。

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この記事を書いた人

Nicoleのアバター Nicole 元教諭。

元中学校教諭。特別支援学校のコーディネーター時には、小・中学校や支援学級で指導的役割を担い、現場では不登校について悩まれてる保護者や先生方、教育機関、病院等で講演や移行支援、個別相談、カウンセリングを行ってきました。自分の子どもが不登校経験があり、一人でも多くの児童生徒や、保護者が救われてほしい…そう思い発信しています。明けない夜はありません。

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