実は・・・プライドとは、尊厳と同じで自分の能力が認められて誇りに思う気持ちであり、決して悪いことではありません。 しかし、子育て次第で、高慢な態度を取るプライドにもなってしまうのです。 子育てで意識すべきポイントがわかれば、チャレンジ精神も高くなり、さらなる成長ができる子になっていくでしょう。
【実はプライドには2種類ある】
1つ目は「いいプライド」
「俺はここまで練習してきた、誰よりもシュートを決められるはずだ、俺がNO1だ」というように、自分に自信があるタイプです。 より目標に向かって頑張ることができるため、結果も出やすくなるでしょう。こうした自信は、いいプライドといえます。
2つ目は「悪いプライド」
「俺は俺流で生きる!口出しするな」というように、周りの人の話を聞かないタイプです。 これは、改善が必要でしょう。悪いプライドがあると、失敗を受け入れられなかったり、他人を否定したりするからです。
【いいプライドを持っている子の特徴】
いいプライドを持つ子には、2つの特徴があります。
1つ目は「無条件の愛情で育てられたこと」です。 小さい頃から「何があってもあなたのことが大好きだからね」と100%の愛情を注がれていると、自分は価値のある人間だと思うことができます。 すると、根拠のない自信を持つため、いいプライドにつながるのです。
2つ目は、好きなことをやっていることです。サッカーが大嫌いな子に無理やりやらせても、そもそも向上心は育ちません。 好きな分野だからこそ、努力ができて結果が出やすくなります。すると、さらなる自信につながっていくでしょう。
【悪いプライドを持っている子の特徴】
悪いプライドを持つ子は、「小さい頃から条件付けの愛情で育てられた」という特徴があります。 「〇〇ができなければ愛してもらえない」と思わせる子育てをしていると、自分に自信が持てなくなるからです。 その結果、自分を守るために、悪いプライドを持ってしまいます。そのため、条件付けの愛情をやめて、無条件の愛情で接しましょう。 子どもは、自分で自分の心を守らなくても親が守ってくれると感じるため、悪いプライドを持つ必要がなくなるからです。 その後で、必要なことのみ条件付けの愛情に変えていくといいでしょう。たとえば、法律やルールに触れる事や、人を傷つけることなどです。
【本日のまとめ】
条件付けの愛情で育てると、自分に自信が持てない子になります。その結果、自分を守るために悪いプライドを持つようになるでしょう。 一方、無条件の愛情を注ぐことで、子どもは根拠のない自信を持つようになります。 いろいろな分野に挑戦することができるようになり、将来活躍できるようになるはずです。ぜひ、「何があってもあなたのことが大好きだからね」など、言葉にして、態度にも表して愛情を伝えてください。恥ずかしい場合は、ぼそっと「うちの子、やっぱりすごいわ…」「これは…絶対大丈夫」など、つぶやくのも効果的です。愛情がこぼれ落ちるような声掛けを行ってみて下さい。ものすごい変化がみられるようになるでしょう。
以上、子育ての礎になれば幸いです。心より応援しています。