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【相談】子どもの勉強を管理するのはやめるべき?

不登校から高校受験を成功させる方法 - 家庭環境と子どもの未来を考えたアプローチ 不登校の中学生を持つ親御さんにとって、高校受験は一大事です。子どもが抱える様々な問題にどう対処し、高校受験を成功させることができるのでしょうか。ここでは、具体的なステップをご紹介します。

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2の娘です。部活や習い事で忙しく、塾に行きたがらないので、親がプリントを用意したり教えたりしています。

しかし、反抗期も重なり『分かってる!うるさい!』などイライラした態度を取ります。集中力がない、記憶力が悪いが重なり、覚えるのに時間がかかり、こちらもイライラします。

親が管理し、教えたりする事をやめた方が良いですか?

時間をとって勉強を教えているのに、子どもの態度が良くないと、親としてはイライラしますよね…

この場合、勉強を教えるのをやめるべきでしょうか?

実は、子どもの状況によってベストな方法は異なります。

子どもに合うサポート法がわかれば、親子関係をキープしながらもやる気アップができます。成績も上がり、受験合格にも近づくはずです。

目次

1.まずは子どもの気持ちをチェック

はじめに、子どもが親に教えてもらいたいのか、そうでないのかをチェックしましょう。

子どもの気持ちに合わせてサポート方法を変えていくことが、成績UPにつながるからです。

「親に教えてもらいたい」と思っている場合は、この後お伝えするポイントを意識しながら教えてあげましょう。

「教えてほしくない」と思っているけど勉強のやり方がわからない場合は、塾、家庭教師などの第三者サポートを利用するといいです。

2.親に教えてほしいのに暴言を吐く場合

「親に教えてもらいたい」と思っているのに、いざ教えるとイライラする様子が見られる場合、2つの原因が考えられます。

1つ目は、親の教え方が上手ではないことです。「なんでこんな問題も解けないの?」というような子どもを否定する言い方をしていませんか?

また、親自身がイライラしながら教えるのもよくないのです…自分が子どもだったらどう思うかを考えながら、対応してみましょう。

2つ目は、悪い甘え方をしているからです。家で勉強する習慣がついておらず集中できなかったり、サボりたかったりして、暴言を吐くことで甘えていることもあります。

暴言はダメなことなので、「そういう言い方をするなら、お母さんは教えてあげられないよ」と、毅然とした対応をとりましょう。

3.もともと教えてほしいと思っていない場合

親に教えてもらうのを嫌がる場合、実は3つの理由が考えられます。

1つ目は「愛情バロメータが低い」です。関係が悪いと、関わりたくないと思います。この場合、関係改善から始めましょう。

2つ目は「やる気がない」です。そもそも勉強したいと思っていないと、教えてもらいたいと思いません。この場合、動機付けが必要となります。

3つ目は「恥ずかしい」です。親に教えてもらうのが恥ずかしい子には、第三者のサポートをつけていきましょう。

本日のまとめ

中でも特に多いのが、こちら。子どもが親に勉強を教えてもらいたくないと思っている場合です。

その場合は、無理に管理する必要はありません。

塾や家庭教師などの第三者に、勉強面のサポートをお願いするといいでしょう。

ポイントは、親が教える場合には、子どもの気持ちを考えながら、発言することが大切です。

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この記事を書いた人

Nicoleのアバター Nicole 元教諭。

元中学校教諭。特別支援学校のコーディネーター時には、小・中学校や支援学級で指導的役割を担い、現場では不登校について悩まれてる保護者や先生方、教育機関、病院等で講演や移行支援、個別相談、カウンセリングを行ってきました。自分の子どもが不登校経験があり、一人でも多くの児童生徒や、保護者が救われてほしい…そう思い発信しています。明けない夜はありません。

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