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【実際の相談事例】「友達のいない中学生の親の対処法」

本日は「友達のいない中学生の親の対処法」というお話をします。

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2男子です。小学校時はいじめに近い状態でした。中学受験し志望校に入ってから友達もでき学校も先生も大好きです。

しかし、友達は他にも仲の良い子がいたり、ふとした時に冷たく感じたりするようで「親友ができない」と言います。

「表面上友達はいるけどまたボッチになっちゃう」友達にもママみたいに一番に僕と仲良くして欲しいって思っちゃう。と言います。

「親友って一生で1人いるかいないかの友達だよ。簡単にはできないけど必ず出来ると思うよ」の声掛けしかできません…

友達は、子どもにとって学校に通ういちばんの理由です。つまり、友達関係がうまくいっていないと、学校生活が苦しくなってしまいます。

そこで本日は、友達がいないと悩む中学生に親ができる2つのことをお伝えします。

この2つを行えば、子どもは親や友達のことを信頼できるようになります。学校生活も楽しくなり笑顔も増えるでしょう。

目次

友達を心の底から信じられない理由

はじめに、相談者のお子さんは、友達のことを心の底から信じられていません。理由は、いじめのトラウマがあるからです。

一度いじめを受けたことで、人を信じられないという状態になってしまっているのだと思います。

このトラウマは、すぐに解決するものではありません。このことを理解した上で、次の対応してあげることが大切です。

親ができる2つのこと

1.親が親友になってあげること

子どもが行きたいところには一緒に行き、ゲームなど遊びたいことは一緒にやってあげましょう。

一緒に楽しい時間を過ごすことで、子どもは親のことを今よりさらに信頼できるようになります。その結果、少しずつ他の子も信頼できるようになるはずです。

そして人へのトラウマが緩和してきたタイミングで、次の段階にうつりましょう。

真剣に取り組める活動や遊びを探そう

2.気が合う友達と出会う場をつくる

友達ができる場は、学校だけではありません。

部活、習い事、趣味など、たくさんの出会いの場があります。

パソコンに興味があるならプログラミングの習い事に行ってみたり、料理が好きなら料理教室に行ってみるのもいいでしょう。

共通の話題や目標があると、気の合う親友になれる可能性が高くなります。そういった場を作ってあげましょう。

*さまざまなオンライン教室があります。プログラミング教室や、絵画教室など、オンラインで無料体験できるものもあります。興味のあることを一緒に見て選ぶのもコミュニケーションを深めるよいきっかけになると思います。

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本日のまとめ

過去にいじめられた経験があると、そのトラウマから人のことを信じられなくなってしまうこともあります。そのときは、まずは親が親友になってあげることが大切です。

少しずつ人を信頼できるようになったら、部活、習い事、趣味などを通して友達との出会いの場をつくってあげましょう。

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この記事を書いた人

Nicoleのアバター Nicole 元教諭。

元中学校教諭。特別支援学校のコーディネーター時には、小・中学校や支援学級で指導的役割を担い、現場では不登校について悩まれてる保護者や先生方、教育機関、病院等で講演や移行支援、個別相談、カウンセリングを行ってきました。自分の子どもが不登校経験があり、一人でも多くの児童生徒や、保護者が救われてほしい…そう思い発信しています。明けない夜はありません。

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