MENU

【悩み相談】中3でゲームばかりで、勉強しないときは?

【写真あり】このサイトは、SNSで話題の「不登校・ひきこもり」の口コミを紹介しています。「思春期・ゲーム依存の対処法は実際のところ効果があるの?」そんな疑問に実践者の私がお答えします!!もしこれから思春期・ゲーム依存で悩んで苦しんでいる方は役に立つ内容だと思うのでぜひ必読した方がいいと思います。

本日は「中3でゲームばかりし、勉強しないときは?」というお話をします。

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中3男子です。今年からゲーム依存で勉強しなくなりました。「制限しなかったら勉強する」が口癖なので制限なしも試しましたが、ゲーム、YouTubeやり続けました。 このような子にはどう対処したらいいですか?平気で嘘をつき困っています。

中3なのにゲームばかりしていたら、受験が心配ですよね。スマホ没収を考えるお父さんお母さんも少なくないでしょう。 では、どういうサポートをすれば、状況を改善して勉強をさせることができるのでしょうか。

実は、効果的なやり方があります。 ただ、間違った対応をしてしまうと、依存は激しくなって勉強させるどころではなくなります。親子関係も悪化し、問題行動にも発展する可能性があるため注意しましょう。

目次

【ゲーム依存と勉強しないは全く別】

実は、「ゲーム依存になったら勉強しなくなる」というわけではありません。 ゲームを長時間しても、きちんと勉強する子もいるからです。そのため、ゲームと勉強は別々で考えましょう。 ゲーム依存は、主に「親子関係の悪化」「自律性が養われていない」「ルール決めが上手くいっていない」のが原因です。 勉強しないのは、主に「親子関係の悪化」「やる気がない」「やり方がわからない」が原因です。 つまり、「ゲームを辞めさせる」ことよりも、勉強をしない原因を改善してやる気UPさせていきましょう。

【中学3年生の場合のやる気UP法】

中3の勉強のやる気を高めるためには、3つのステップがあります。まずはこの順に、行ってみてください。

STEP1:「愛情バロメータUP」

親子でゲームの話ができるぐらい、良好な親子関係を築いていきましょう。子どもの要求をできる限り聞くことが、大切です。

STEP2:「志望校の明確化」

子どもの行きたい条件を聞き出し、心の底から行きたい志望校を見つけていきましょう。これが見つけられれば、子どもは自ら勉強するようになります。

STEP3:「脇役サポート」

子どもがつまづいていたら、そこを手助けしましょう。ただし、求められていないのにアドバイスすると逆効果になります。 聞かれたら、初めてアドバイスをするというようにしましょう。がまんできない親御さんが多いのが現実です。ここが重要なポイントとなります。

【やる気が出ないときは?】

上記の3つのステップをやっても、やる気が出ない子もいます。 小さい頃から勉強のことを言われ続けてトラウマに思っていたり、勉強しなくても志望校に合格できそうだったりする場合です。 このときは、無理やり勉強させる必要はありません。進学希望の場合は、今の実力で行ける学校に入学させましょう。 もちろん、「もっと上を目指せばよかった」と後悔するかもしれません。でも、これは残念ながら本人の責任です。成長させるためにも大切な気づきとなることでしょう。「かわいい子には旅させろ」 この失敗をバネに、高校生活や大学受験、就職などで成功できれば問題ありません。

【まとめ】

ゲームばかりして勉強しない子どもには、ゲームを辞めさせることよりも、勉強のやる気を上げることを意識しましょう。愛情バロメーターを満タンにしてあげましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Nicoleのアバター Nicole 元教諭。

元中学校教諭。特別支援学校のコーディネーター時には、小・中学校や支援学級で指導的役割を担い、現場では不登校について悩まれてる保護者や先生方、教育機関、病院等で講演や移行支援、個別相談、カウンセリングを行ってきました。自分の子どもが不登校経験があり、一人でも多くの児童生徒や、保護者が救われてほしい…そう思い発信しています。明けない夜はありません。

目次