はじめに
こんにちは。いつも読んでいただきありがとうございます。
本日は「頑張りすぎて潰れそうな子どもへの対応法」というお話をします。
先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
神経質、負けず嫌いでやりすぎてオーバーヒートしてしまう小学6年生の娘。中学生になったら兄が通う塾に入りたいと言います。
でも1年前にスポーツでメンタルをやられ、3ヶ月間無気力になり、死にたいと言い始め不登校を経験しました。
何事も全力で取り組む負けず嫌いの子は、少なくありません。良い方向にいけばいいのですが、心が折れてしまう危険性もあると心配ですよね。親として、本人がやりたいことを応援すべきか、止めるべきかで悩むこともあるでしょう。
親が気を付けるべきこと
そこで本日は、頑張りすぎてつぶれてしまうリスクを回避するために、親が気を付けるべきことと声かけ法を解説します。今回の対応法を実践していただければ、子どもは楽しみながら学校での活動や勉強、習い事などで力を発揮することができるはずです。頑張り屋さんのお子さんは、素直で純粋で、まじめで一生懸命ないい子が多いのです。だからこそ、成功体験に変えるために、、、燃え尽き症候群になる前に、、、ぜひ下記の対処法を実践していただけたら幸いです。
頑張ることが大事という思考になる理由
はじめに、「頑張りすぎる子ども」になった理由を考えてみましょう。これは小さい頃から先生、コーチなど大人が
「もっと頑張れ」「努力すれば将来幸せになれる」「他の子に負けるな」などと、頑張ることはいいことだと伝えすぎたからというのが理由として考えられます。
もちろん、努力することは大切なことです。ただし、言いすぎてしまうと子どもはこういった価値観になります。
こうした環境で育ったのであれば、今後は言葉を変えていきましょう。「あまり無理しないようにね」「今のあなたも十分すごいよ」「やりたいことをやればいいんだよ」という言葉に置き換えていくことが大切です。
結論!やりたいことは無理に止めない
では、今回の相談者さんの場合、塾はやめさせた方がいいのでしょうか。この場合、本人がやりたいことは無理に止めない方がいいです。
「前回頑張りすぎて倒れたでしょ!だからダメ」と伝えてしまうと、自分を否定されたように感じるからです。
否定ではなく、肯定的に会話するとよいでしょう。
頑張ることは悪いことではないので、この理由で止めるのは難しいでしょう。今回の相談者さんの場合、塾に入りたいなら入れてあげるのがいいです。先生にも頑張り屋さんの状況をそっと相談して共通理解し、連携することで宿題の量など無理のない範囲から進めていくとよいでしょう。
ただし、まずは週1回から始めるなど、無理のないペースでやるようにさせましょう。
上手に休養を取らせるサポートとは
また、頑張りすぎてしまうタイプは、親が上手に休養をとらせることも必要です。こうしたタイプは、自ら休養をとるのが苦手だからです。
「休んだ方がいいよ」と言ってもなかなか休むことはできません。例えば、一緒に温泉岩盤浴に行って、疲れをとる、親が自宅でマッサージをしてあげる、話を聞いて、疲れを吐き出させる、塾や学校の送り迎えをするなど、自然と心や身体を休められるような声をかけていきましょう。受容の姿勢で話を聞いてあげることが最も有効だったと、多くの保護者は答えています。家が落ち着かないのであれば、本人が食べたいレストランで、ゆっくりお話をきくとよいでしょう。
【本日のまとめ】
何事も全力で取り組む負けず嫌いの子は、頑張りすぎてつぶれてしまうリスクもあります。
こういったタイプには「あまり無理しないようにね」「今のあなたも十分すごいよ」と、今の子どもを認めてあげる言葉をかけていきましょう。
子どもの自尊心を高めるため親が上手に休養をとらせる声かけも大切です。ゆっくり話を聞いたり、週末にお出かけをしたりするなど、子どもの心と身体を休める時間も取り入れていきましょう。いつも子育てで頑張っている親御さんもぜひ一緒にリラックスする時間をとってほしいと思います。ほっとする時間をつくることで、必ず良い方向にいくでしょう。頑張っている親御さんも、無理しないでくださいね。えがおいっぱいになりますように。。。